算数授業づくりの会

昨日,仙台の聖ウルスラ学院英智小学校を会場にして開催された「算数授業づくりの会」にパネリストとして参加した。授業を提供してくださったのは,筑波大学附属小学校の先生だ。初めて出会う子どもたちを前にして,算数のおもしろさを伝え,子どもたちの意欲をぐいぐいと引き出す姿は見事だった。しかし授業についての話し合いの場でパネリストを務める都合上,提起された授業に対して批評的に見る必要があった。これが難しい。私には授業を肯定的に見る癖があり,いつも参観授業では自分の授業に生かせるネタを探してきたのだ。心情的にはすっかり「見事!」と思っているのに「こうすべきではなかったのか」という点を探すことは本当に難しく,無理にアラさがしをしてしまったような気がする。そういう意味では十分な話はできなかったと反省している。しかし,最後のまとめのところで「現場の教師として,こういった実践をどう見るべきなのか」「どうせ特別な環境だから,という視点ではなく,一般の現場でどう生かすか」を少しだけ話せたことは,よかったと思っている。